大きな組織内で医療従事者として働いていると、お金をもうけるという考えが二の次になり患者のためには、患者をよくするためにはということを第一に考えています。お金に関しては、業務内でいくら出費を抑えられるか、トレーナーとしては以下に生徒や対象者の出費を抑えられるかということぐらいです。そんな中、日本企業で働いている方たちとお酒を一緒に飲む機会や、iTune Uで講義などを見て、少しお金を異なる視点から見る必要を感じました。
たとえば理学療法士の価値を社会的にあげる、つまりはサラリーをあげていくと考えると、その有用性の証明と、特殊性を示す必要があります。他の職種にできないことで患者のためになり、需要もあるとなれば確実に価値はあがります。そうすれば、保険点数も上がり、病院への収入が上がり、サラリーも増えていくでしょう。
この実現のためには2つの方法があると考えました。一つは今やっていることの水準を上げ、治療者の基準を設け最低限の効果を保障していくことです。そしてもう一つは、新しい分野の開拓を行い、その職種でしかできないことを確立することだと思っています。
一つ目の方法を実現するためには、これまでのエビデンスを結集した公式のガイドラインを各疾患や状態のために組み立てそれを最低限の治療として行っていくこともできるでしょうし、治療者のレベルを保つため数年毎の更新制することもできると思います。そのガイドラインは厚労省に示せるものである必要もあります。そうすることで、入院期間や通院期間が削減でき、しかも効果が出ると思います。国が患者のために使っている無駄と思われる金を削減でき、リハビリ職等にもっと回ってくるという具合です。すると訪問リハビリや外来リハビリが見直されるかもしれません。
2つ目の方法の新しい分野としては、思いつく限り、やはり予防医学、物理療法やロボットなどの使用、そしてリハビリに関した突出した技術と知識でしょう。糖尿、肥満など予防可能な疾患を理学療法士等の力で減らせば、その治療に費やされたお金は余るわけですし、その専門性はわれわれにはあります。物理療法の本当の効果を的確に使い分け治療したり、これから革新的にでてくる患者へのロボットの適用など工学的英知の利用も理学療法士に専門性はあると思います。突出した技術や知識とは、機能障害を診断することや、それに対するマニュアルセラピーや歩行訓練、装具の利用などです。医学的に全身を見てこれを行うことは他の職種にできることではありません。これを発展させこの効果も示せば、患者のためになり、そしてその希少価値からそこへ注がれるお金も量も変わってくるでしょう。
今考えられることを並べてみました。こう考えても、リハビリにビジネス要素をとは言いがたいですね。
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