サッカーなどのスポーツではよく見られる足関節内反捻挫。これに伴い腓骨筋腱が脱臼または亜脱臼状態になり、スナップオンを伴い不快感や痛みを起こす場合があります。評価時に底屈位から外反背屈方向に抵抗自動運動を行なってもらうことで再現できます。また超音波も主流な検査のようです。
ここで疑問に思ったことがありました。上腓骨筋支帯が損傷をきたしておらず長腓骨筋腱が脱臼していないのにスナップ音を鳴らして痛みを生じるケースでは何が起きているのだろうということでした。
Raikin SM, Elias I, Nazarian LN. Intrasheath subluxation of the peroneal tendons.
J Bone Joint Surg Am. 2008 May;90(5):992-9.
J Bone Joint Surg Am. 2008 May;90(5):992-9.
上記の文献によると、腓骨溝の鞘内で支帯の損傷なしに内反捻挫で長腓骨筋腱または短腓骨筋腱の動く自由度が増しお互いを乗り越えるためにスナップ音と痛みを起こすというものと、長腓骨筋腱が二股に分れ短腓骨筋と共に症状を起こすという二種類があるようです。これらも疼痛などの症状を引き起こす場合は溝再建などの手術の適応になるようです。
このような見逃しがちな傷害も詳細を知っていると対応がPTとしてもATとしても適切にできるかもしれません。
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